筆者の就活体験記です。
私大→国立大学院に進学した理系院卒ですが、金融やらコンサルやら様々な業界を受けました。
そして最終的には通信系の大手企業に入社しています。
このページでは企業研究からインターンまでを実体験を交えながらご紹介します。
大量にインターンに参加しているので、長文ですがご容赦ください。
筆者の自己紹介は下記です。
筆者紹介
私大理系から国立院へ進学し、現在は国内大手に10年以上勤める会社員
学歴ロンダリング(大学院受験)経験あり
就職推薦のリクルーター経験あり
企業研究した12業界
エントリー前に多種多様な業界を見ました。
ここから特に惹かれた企業をリストアップし、片っ端から説明会やインターンに参加することになります。
我ながら貪欲ですね。
初めに興味を持った業界リスト
M1春時点の志望順です。
就活前の筆者の勝手な業界イメージも記載してます
- SIer
都内で働けそう。クール。 - シンクタンク
インテリっぽくてかっこいい - 通信インフラ
ホワイト企業そう - 戦略コンサル
かっこいい。高給そう - 銀行/証券
高給そう - 電機メーカー
理系の王道。勤務地不安 - 自動車
理系の王道。勤務地不安 - 重工メーカー
海外僻地赴任が多め? - 電力インフラ
ホワイトそう。勤務地不安 - 鉄道
ホワイトそう - 消費財
P&Gが転職サイトの口コミ高い - 半導体メーカー
知名度低いがボーナス高い
インターンに参加した8業界
時間の許す限りインターンに参加しまくりました。
インターンも面接で通って初めて参加できるので、学歴ロンダリングの効果が遺憾なく発揮されました。
インターンへ参加することで企業の雰囲気を知るだけでなく、自分の企業選びの軸を決められたので良かったと思います。
例)150時間以上残業する人の私生活を聞く
→ ワークライフバランスを重視すると心に決める
①SIer
富士通や新日鉄のシステム会社のインターンに参加しました。
3日間~1週間程度の期間です。
部署の社員の方に直接話を伺う機会がありましたが、転職サイトの口コミで下調べした内容とほぼ合致していました。(転職サイトすごい)
<インターンで知ったこと>
- 勤務地は都内中心。僻地なし(重要)
- 業務量は月によって波アリ
- 繁忙期は残業50h over
- 固定単価×工数で収益が決まるため収益向上には社員稼働を割く必要がある(利益率一定)
- 工数ビジネスからの脱却のため、AIやらを活用した高利率サービスへシフトしたい
<感想>
- 年収800万程度で都内勤務希望なら良い選択肢
- (筆者の時にはなかったが)在宅勤務の方も多い
- ホワイトかどうかはプロジェクトで決まり特に金融系システムはハードそう
都内勤務というのがいいですよね。
会社の雰囲気も理系学生が中心だったので、自分が働いたとしても馴染めそうと感じてよかったです。
インターンをきっかけにSIerは複数社エントリーすることになります。
②通信インフラ
NTTグループ5大企業各社、KDDI、ソフトバンクのインターンへ参加しました。
長期のものや数日間の短期のものも含みます。
<インターンで知ったこと>
- 勤務地は職種による。研究職は僻地。営業は各県支店の可能性あり。
- ソフトバンク以外はホワイト。残業30h未満。
- ストックビジネスのため収益が約束されているのが強み。ここが他業界と大きく違うところ
- 本当に働いている?な部署がたくさんありそう
- 基本給やボーナスはそれなり。ただし大きな上振れは期待できない
<感想>
- 都内勤務の職種を狙えばよい選択肢。逆に希望部署が曖昧だとどこ飛ぶかわからん
- ソフトバンクだけ雰囲気が違う(プレッシャーが強そう)
- (筆者の時にはなかったが)在宅勤務多い
- ホワイトで給料はそれなり。がっつり働きたい人には地獄
インターンで特に感じたのは金満さでした。
ストックビジネスはやっぱり強いですよね。利益率も高いし。
労働者目線では全員横並びのザ・日系企業という雰囲気です。
大幅な昇給などは見込めないですが、ワークライフバランスはぴか一だと思います。
ただしソフトバンクは除きます。
ソフバンは評価によるボーナスの振れ幅が等倍(評価5は評価1の5倍のボーナス)らしいです。
成果主義ですね。
雰囲気もコンサル出身者が多くガツガツでした。
参考までにNTTやKDDIは評価によるボーナス変動は10~20%くらいとのことでした。
③シンクタンク
日本でシンクタンクと呼べる組織は数少ないですが、政策系の外注を受けるシンクタンクのインターンに参加しました。
少人数のため企業名は伏せますが調べれば出てくると思います。
期間は1週間です。
内容はかなり実践型で課題を与えられて一人で1週間調査し、部長クラスの前で最終報告&質疑対応を行うというものでした。
同じ就活生とわちゃわちゃする感じでは全くないです。
<インターンで知ったこと>
- 勤務地は都内。ただし出張多め。
- 残業時間は繁忙期青天井(150over)裁量労働制なので残業代はほぼ出ない
- 企業というより研究者の集まり
- お昼休みに業務と関係ない天文学の話してた
- 任意参加でお昼の時間に輪講会が開かれている
- 給料は1000万弱。正直割に合っていない
- 大学教授などアカデミアなステップアップもある
<感想>
- 仕事は面白そうだが待遇面で自分はやっていけないと感じた
- 将来アカデミアな道に進むならアリかも
- 一生勉強していたい好奇心の強い方向け
④戦略コンサル
Big4は受けていないです。
NRIやアクセンチュア等に参加しました。
期間は1週間程度。
戦略コンサル志望でしたが、インターンは一部ITコンサルの部署も混ざっていました。
<インターンで知ったこと>
- 都内で激務。特に夜間も関係なく締め切りに追われる
- 残業時間は常に青天井
- 20時の会議で指摘されたことは翌8時までに対応するスケジュール感
- 体育会系というよりは理詰めされるイメージ
- 給料は1500万くらい。ランクが上がれば500万単位で上がる
- 戦コンの世界では看板がものをいう。Big4は特別。
- コンサルは上位企業(Big4)への転職はできない。同格or下の会社のみ
<感想>
- 戦コンは自分はやっていけないと身に染みた。かといってITコンサルは魅力を感じられなかった
- ガツガツ系だが以外に細かな気配りも求められる雰囲気があった
- 就活生はいかにもコンサルっぽい理系が多かった。友達にいないタイプ。
就活で見ていてよかったです。
1~2年はついていけたとしても、ずっとコンサルは続けられないだろうな、と感じました。
いつか事業会社に転職してホワイトに生きたくなるのであれば、最初から事業会社を目指したほうがいいと思います。
⑤銀行
三菱UFJとみずほに参加しました。
期間はUFJが1週間、みずほが2日間だったと思います。
<インターンで知ったこと>
- 勤務先は全国。幹部候補は初期配属日本橋らしい。
- 残業時間50h程度
- 出世戦略を考えて行動しないと埋もれる
- 業務外に資格勉強など努力される方が多いが人事に恵まれるかは運
- 理系職種もある。クオンツなど
- 給料は1000万くらい
- 再編問題もあり銀行は先行き不透明。メガバン以外は厳しい
<感想>
- インターンが高学歴文系ばかりで理系は5%くらいだった
- 体育会系が3割くらいの文系主体の会社。雰囲気が合うかは人による
- 英語は必須
- 社内競争がし烈
- 複数の社員の方が「納得感のある評価や人事は存在しない」と話していたのが印象的。人事が見ていないところで本音を教えてくれた。
理系職種も観ておきたかったのですが、スケジュールが合わず断念しました。
上記は文系営業職やトレーダー部門の方と話した内容です。
職種や配属を良くするために社内競争を勝ち抜いている、という雰囲気の方が非常に多いです。
メーカーとは全く雰囲気が違いました。
⑥電機メーカー
インターンでは主にSONYやNECに参加しました。
1週間程度です。
<インターンで知ったこと>
- 企業数多いうえに理系院生の採用数が多い
- 勤務先は部署によるが基本地方。ソニーはカメラ系では東京勤務もある。
- 開発/研究系の理系部署は若い女性少ない(重要)
- 部署は製品で縦割りであまり異動しない
- その製品のスペシャリストになるが、担当製品が売れないとキャリア厳しいかも
- 給料は800万くらいで年功序列
- 開発部署には気難しいおじさんが居がち
- 品質保証部門は社内でストレスかけられてて大変そう(偏見)
- お昼は全員食堂で食べる
- リモートワークは部署によるが、基本出来なさそう
<感想>
- 志望部署の勤務地は下調べ必要。適当に入ると絶対後悔する
- 工学系の研究室の雰囲気
- 女性が居ないのはつらい。別に社内恋愛目当てじゃないけど、女性が居ないことで清潔感のないおじさんが増えていそう。
- 採用数が多いので選ばなければ大手企業に入れる可能性が最も高い
採用数が多いので1~2社は受けることになるのですが、志望順位は通信インフラやSIerに劣るかなという感想です。
勤務地重要。
⑦重工メーカー
三菱重工の1週間インターンに参加しました。
プラント部門を受けたので、部門によっては雰囲気違うかもしれません。
<インターンで知ったこと>
- 勤務先は横浜or都内が大半だが長期の海外赴任がある
- 海外赴任は○○スタンなどの治安厳しめな国
- 海外赴任手当が厚い。6年目でクラウン買える
- 理系が多く、見学した部署は男性社員が8割くらい
- プラントは施工管理がメイン。スケジュール調整に神経をとがらせる
<感想>
- 思ったより海外勤務が多いなという印象
- 一度赴任すると年単位で帰ってこれないのでプライベートが大変そう
- その代わり給料は高め
ワークライフバランスが厳しそうなため志望業界から落としました。
社員の方がカザフスタン赴任時の「街に武装組織が襲ってきて銃撃戦に巻き込まれかけた話」を笑顔で語っていたのが印象的です。
映画のようにBarの裏口から逃げて、翌日朝普通に出勤したらしい。
どんなメンタルしているのよ…
⑧鉄道インフラ
JR東とJR東海の短期インターンに参加しました。
<インターンで知ったこと>
- 新幹線or在来線で部署が異なる
- 在来線は勤務地が多様。東であれば北関東もある
- 新幹線は研究開発職がメイン。東海であれば車両研究所勤務
- 東海の新幹線通勤OKは本当(他業界でもあるけど)
- 年収は1000万弱
- かなりの学閥社会で東大中心(インフラ系はどこもそう)
<感想>
- 泥臭いことをできるか?という視点で学生を見ているそうです。新幹線を担当できるのは一握りで大半は在来線担当にあり、そこでは駅員からのキャリアとなるためしんどいことも多いと。
- 都内勤務とは限らない点はネック。受けるとしてもJR東だけかなと
- ワークライフバランスはかなり良さそう
インターン後、企業選びの軸をきめる
先にも記載しましたがインターンで企業選びの軸がはっきりしました。
具体的には下記です。
これだけは譲れなかった企業選びの軸
・仕事に少しでも興味を持てそうか?
・残業50h未満か?
・勤務地は都内か?
・男性99%の部署ではないか?
インターンで身に染みたのはワークライフバランスが重要だということですね。
社員の方の話を聞いて、結婚して子供が生まれて…となると100h以上の残業はとても自分にはできないと感じました。
結果残った業界がこちらです。
- 通信インフラ
- SIer
- 電機メーカー
- 銀行(理系職)
まとめ
各業界のインターンの感想でした。
できる限りいろいろな業界のインターン参加することをお勧めします。
いい経験でした。
ここから各社のエントリー&選考に入っていくのですが、それは別記事で記載します。

